『屋上防水におすすめの防水工法は何ですか?』

屋上の状態や既存防水層の種類などによって、最適な防水工法を選ぶ必要があります。
既存の防水層を撤去するのか? 既存の防水層の上にかぶせるのか?
防水工事にはあらゆる条件に対応できるように、たくさんの工法があります。
予算によっても防水工法や仕様が変わってきます。


『屋上防水のかぶせ工法って何ですか?』

屋上の既存防水層を剥ぎ取らずに、その上から新しい防水層を施工することをかぶせ工法やオーバーレイ工法などと言います。かぶせ工法にはウレタン塗膜防水、FRP防水、塩ビシート防水機械固定工法、トーチ工法などがあり、工期短縮、コスト削減など多くのメリットがあるのです。
しかし、何度も重ねる事ができない工法も存在し、次回の改修時にはすべて撤去しなくてはいけない場合もありますので、ライフサイクルコストを考慮した適切な工法を選択する必要があります。


『屋上やベランダのトップコートの塗り替えだけでも依頼できますか?』

もちろんよろこんで承ります。施工後に点検も行われずやりっぱなしにされている建物が多いのが実情です。トップコートには、防水層を紫外線から保護する役割がありますので、防水性能を長持ちさせるためにも、定期的にトップコートを塗り替えることをお勧めしております。


『屋上防水やベランダ床の防水を長持ちさせる方法はありますか?』

屋上やベランダの防水層を長持ちさせる為には、防水層に異常がないか定期的に点検することが重要です。排水ドレンにゴミや砂が溜まっていれば、すぐに除去することを心がけてください。
また5年を目安にトップコート(フッ素樹脂系トップコートの場合はおおむね10年が目安)を塗り替えると、屋上防水が長持ちします。トップコートが消失してくると紫外線や熱の影響によリ防水層が急速に劣化します。
また、たとえ雨漏りなど室内への雨水の侵入現象は現れてなくても、ちょっとした亀裂などから侵入した雨水によって、劣化速度を早めてしまう可能性がありますのでご注意ください。


『見積りの内容通りに工事が行われているか心配なのですが?』

当店では、各工程ごとに写真を撮っていますので、ご安心ください。
デジタルデータや現像写真など、ご希望の媒体でお渡しする事も可能です。
また工事を見学されたいと、ご希望でしたら、いつでもお気軽にお申し付けください。


『ベランダの防水シートの重ね部分が開いてるのですが?』

シート防水は、防水シートのジョイント部の接着が弱まると剥離をおこします。下地の動き・シートの気温差による熱収縮・接着材の劣化などが原因です。
この重ね合わせ部分から水が浸入すると、雨漏りしたりシート全体の浮きや剥がれの原因となりますのでご注意ください。


『改修ドレンとはどのような物なのですか?』

押えコンクリート下地など防水下地に雨水が残留している場合に取り付けます。既存下地からの余分な水分を無理なく排出し、新規防水層との接着を確実にします。
また、既存のドレン周りや配管に不具合がある場合でも、フレキシブルホースによって竪樋へスムーズに排水されます。そして、既存のドレンつばではドレンの接着面積が小さいと思われる場合に、改修ドレンを設置することによって十分な防水重ね付け面積を確保することができます。

改修用ドレン(取り付け前)


『タイルがひび割れして錆汁のようなものが出ているのですが』

躯体の打継ぎ部分に設置された打継ぎ目地位置がタイルの割り付けと合わず、タイル面の横目地が単なる化粧目地となっている建物に、このような事が見られます。
錆色をしているのが、鉄筋コンクリート内部にある鉄筋の錆で、白色の染みはコンクリートやモルタルに含まれる石灰分が溶け出した物と考えられます。


『急な防水工事の依頼も対応できますか?』

予定にもよりますが、極力頑張らせていただきます。まずはご相談ください。


『脱気筒とはどのようなものでしょうか?』

下地に含まれる湿気(水蒸気)を排出させるために取り付けられるもの。
脱気装置とも呼ばれており、水蒸気による防水層のふくれを防止する効果があります。

脱気筒


『RC造のベランダや廊下や外階段を防水してない建物もあるのはなぜですか?』

最近ではウレタン防水等の塗膜防水をして床面の防滑性床ビニルシート(長尺シート)張るのが普通なっています。廊下やベランダは下が部屋になっているわけではなく、室内への雨漏りする可能性が低い事と、防水を省けば新築時のコストの低減にもなります。コンクリ―トや防水モルタル仕上げはクラックなどの欠陥がなければ雨漏りしないのが特徴です。しかし、コンクリートが劣化し欠陥が生じると、天井の塗膜のふくれや鉄筋の爆裂等の原因となりますので、防水施工が必要な部位と言えるでしょう。


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